人を生かす企業づくりを~第44回全研の概要など承認【中同協第2回幹事会】

 11月1日に東京で中同協第2回幹事会が行われ、38同友会・中同協から89名が参加しました。

 冒頭、鋤柄・中同協会長はドイツ・オーストリア視察に触れ「視察から『エネルギーシフト』という新しいキーワードを得ました。この言葉を軸にしてさまざまな展開ができる」とあいさつし、視察について広浜・中同協幹事長より補足報告がありました。

 続いてこの間に行われた各交流会・専門委員会などについて報告があり、来年2月に広島で開催される第44回中小企業問題全国研究集会の概要などについて承認しました。

 次に「人を生かす経営の企業づくり」をテーマに宮崎・中同協副会長と広浜・中同協幹事長より問題提起がありました。宮崎氏は「2017年には団塊の世代の引退という未来が待っている。その中で組織と資金、2つの承継が大事になってくる。どちらとも戦略をもって取り組んでほしい」と強調。広浜氏は「経営指針に基づく経営に確信を持つようになった。同友会の運動として理想的な形は経営指針の作成と実践が当たり前であるといえるところまで高めていくこと」と提起しました。

 その後グループ討論を行い、最後に広浜幹事長から「(1)未来をきちんと見据えよう(2)同友会の財産(労使見解や企業変革支援プログラムなど)を十二分に活用して人を生かす経営を広めよう(3)明日の日本と地域をつくる先頭に立とう」とのまとめがありました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 11月 15日号より