【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】35 広報情報化委員会活動より
「広報は同友会活動すべてに関わる中枢活動である」この言葉の意味を根底から考え、取り組んでいこうと、挑戦を始めました。ポイントは次の3つに集約されます。
挑戦した3つのポイント
1、情報・認識の共有
今年はまず「歴史と現状を知ろう」と、静岡同友会の歴史、広報活動内容を情報共有したり、委員長以外の委員にも理事会や全国行事等への参加をお願いしました。既存のメールの他に、サイボウズLiveという無料グループウェアも活用。情報を伝達し、認識を共有したことで、委員の参画意識が高まってきました。
2、制約を設けず、 本音で闊達な意見が飛び交う場に
紙面校正などの事務的な部分は工夫して減らし、意見交換に時間を割くようにしました。前例や制約にとらわれず「こうありたい」という未来を見据えた意見を言える場づくりに取り組んだ結果、本音で語り合える、実に自由で元気な委員会となりました。
3、必ず行動する事
委員会などで出てきた意見を、失敗を恐れず、どんどん実行していくようにしました。
ホームページのリニューアル「逸品シリーズ」
これらの取り組みの結果、紙面に写真を掲載し、WEBに誘導するタイプの「逸品シリーズ」の作成や動画公開ほか、今までにない取り組みがスタートしました。逸品シリーズを始めてから、前年度月間平均一650人だったアクセス数が、今年は月間平均2680人にまで伸びました。動画も反響があり、もっと増やしてほしいという声が出ています。
Facebook講座は2回行い好評を得た反面、主軸の委員会活動に影響も出ることから次年度は再検討としました。
時代の変化にあわせて、同友会の組織や手法も柔軟に変化していくべし。そんな思いで、次年度に向け予算活用にも意識を払いつつ、アイデアを続々と生み出しています。意識を高め毎日一歩前へ。静岡同友会の広報情報化は前進します。
静岡同友会広報情報化委員長 田邉 元裕
「中小企業家しんぶん」 2014年 1月 15日号より