地域の若者を共に育てよう 全国大学実務教育協会と懇談【中同協】

 3月29日、中同協と一般財団法人全国大学実務教育協会(略称・全実協)との懇談会が東京で開催されました。

 全実協は、大学・短大における人材の育成を支援するため、主として実務教育にかかわる教育課程に基づき、資格の認定をしている団体です(全国215大学が加盟)。

 今回の懇談は全実協からの申し入れにより行われたもので、中同協からは小暮恭一・共同求人委員長、佐藤全・共同求人副委員長など4名、全実協からは森脇道子会長(自由が丘産能短期大学学長)をはじめ6名が出席しました。

 冒頭、森脇会長が「対話のできる産学官民の関係構築が大切。まずは産学で関係づくりを行っていきたい」とあいさつ。小暮委員長は「大学での学習と企業への就職や学びの実践は、学生にとっては一連の人生。連携していくことは非常に価値あること」とあいさつしました。

 懇談では、「最近の大学教育の動向と変化」「企業における人材育成や人材活用のあり方の変化」などをテーマに意見交換を行いました。中同協からは「中小企業や地域経済のことを学生に伝えてほしい」「地域の若者を共に育てる『取り組み先』になってほしい」などと発言。全実協からも「同友会の社員教育の考え方など、共通するところが多い。協力して何かができれば」などの発言があり、和やかに懇談が行われました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 4月 15日号より