労使見解に学び志をともにする活動を【中同協第23回役員研修会】

 第23回中同協役員研修会が5月22~23日、富山市で開催され、12同友会・中同協から104名が参加し、学び合いました(=写真)。

 第1講は鋤柄中同協会長が担当。「同友会運動のリーダーの使命、役割は何か~同友会で何を学び、どう実践するか、中小企業憲章制定運動の意義にふれて~」をテーマに自社での経験からリーダーとして必要なこと、そしてリーダーの使命について報告。「リーダーには、同友会運動の語り部になってもらわなければならない。自分の会社もよくなると同時に地域がよくなるようにがんばってほしい」と報告がありました。

 第2講は赤石義博中同協相談役が担当。「半世紀を超えた同友会活動、その歴史と理念に学ぶ~『労使見解』を生み出した中小企業家の知恵と努力、今日的価値について~」をテーマに報告。明治維新以後の歴史的背景と自身の経験から中小企業の日本社会での位置づけについて読み解き、同友会を創立し育ててきた諸先輩の思いや『労使見解』の生まれた意義、「同友会は経営者の生き様を学ぶところ」であることを学びました。

 第3講は広浜泰久中同協幹事長より「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり~学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして~」をテーマに講義。「経営指針にもとづく経営を行うことで企業づくりでの機会損失を小さくすること、そして同友会で学び気づいたことを自分の課題として取り組み実践する。その一人ひとりの実践を成果につなげることが大切」と報告しました。

 講義終了ごとにグループ討論を行い自社の課題と併せてリーダーの役割などを論議。労使見解に学び志=理念・3つの目的を実現すべく、同友会運動をまい進していくことを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 6月 15日号より