全国的に協力研究者との連携ひろがる

中小企業家同友会協力研究者交流会

研究者交流会

 9月15~16日に同友会協力研究者交流会が開催され、各同友会・中同協の協力研究者、担当事務局員ら27名が参加しました。

 各同友会の協力研究者と同友会事務局間の連携を全国的に深めることを目的に、中同協企業環境研究センター主催で昨年度から開催し、今回で2回目となります。

 1日目は同友会と研究者・研究機関の連携事例として、岩手大学准教授の中島清隆氏、岩手同友会事務局長の菊田哲氏による「エネルギーシフト」についての報告がありました。中島氏は、人口減少による地域の疲弊を転換するには中小企業憲章を理念とした産官学政民金の連携が重要であり、同友会が中心となってエネルギーシフトを進めてほしいと期待を寄せました。

 菊田氏は、2013年の中同協ドイツ・オーストリア視察が大きな転機となり、地域が宝の宝庫であることに気づき、エネルギーシフトへの取り組みが地域づくりに直結すると確信、同友会は宝をつなげる重要な役割があると訴えました。その後、各同友会・中同協での連携事例を交流しました。

 2日目は(株)ヒロハマ、㈱京北スーパー柏店の企業訪問見学を実施。各企業の概要について報告を受けた後、工場や店舗を見学しました。経営の最前線に触れて刺激を受け、時間ギリギリまで質問が途切れず、参加者間の親睦も深まりました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 10月 25日号より