【第18回女性経営者全国交流会in岡山】今こそ築こう! 豊かで幸せな未来のかけ橋を

44同友会から419名が参加

 6月18~19日、「今こそ築こう!豊かで幸せな未来のかけ橋を~生活者の視点で活力ある地域に~」をメインテーマに第18回女性経営者全国交流会が岡山全日空ホテルで開催され、44同友会および中同協から419名が参加しました。

女性経営者全国交流会

 1日目の全体会では、土井章弘・岡山同友会常任相談役が開催地を代表して歓迎のあいさつ、糸数久美子・中同協女性部連絡会代表が主催者を代表してあいさつを行いました。

 続いて、鋤柄修・中同協会長は「エネルギー自給率6%しかない中、東日本大震災と原発事故を契機に省エネや再生可能エネルギーの利活用が広がってきている。中小企業の仕事づくりにつなげるためにもエネルギーシフトに学び、生活者の視点を持って、平和なくらしづくりの主体者として何ができるかをともに考えましょう」と問題提起。

 その後、6つの会場に分かれ、企業づくりや女性部活動の実践報告とグループ討論で学びあいました。

 懇親会では、創立92年の歴史を持つおかやま山陽高校の空手道部のパフォーマンスで始まり、林明美・実行委員長のあいさつ、岡山市長・大森雅夫氏、倉敷市長・伊東香織氏のあいさつと続きました。

 2日目は、内閣府大臣官房審議官・男女共同参画局担当華房実保氏、中国経済産業局局長・畑野浩朗氏、岡山県知事・伊原木隆太氏がそれぞれあいさつ、その後各分科会の座長による報告が行われました。引き続き行われた記念講演では、(有)モーハウス代表取締役の光畑由佳氏が「女性のしなやかさで、未来をつくる~『ワークライフミックス』が切り拓く新しい働き方~」と題して報告。自身の体験を機に「産後の新しいライフスタイル」を提案するために授乳服の製作を開始。ワークライフミックスとは、仕事と生活を分けるのではなく、混ぜることで広がる新しい生き方。(有)モーハウスでは子連れ出勤が行われており、社会と育児のミックスが実践されています。光畑氏は「出産後も夢の実現に向けて仕事と生活を楽しむことができる選択肢のひとつ。女性がきっかけとなって、男性も女性もどんな人にも働きやすい社会を」と語りました。

 最後に2日間のまとめとして広浜泰久・中同協幹事長が「女性としてのしなやかさを最大限に活用して、新たな未来を先頭に立ってつくっていきましょう」と締めくくりました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 7月 5日号より