8月20~21日、2015経営労働問題全国交流会が鳥取県米子市で開催され、32同友会・中同協から約200名が参加しました。
冒頭、鳥取県を紹介する映像が上映された後、開催地を代表して渡部正人・鳥取同友会代表理事が「今回の学びを、地域経済の活性化、雇用拡大、地域の元気につなげよう」と歓迎あいさつを行いました。
鋤柄修・中同協会長の主催者あいさつに続いて中山英敬・中同協経営労働委員長が「今こそ、同友会らしい経営指針の実践運動を!~『労使見解』発表40年を迎えて~」と題して問題提起を行い、実践に踏み出すことの重要性を強く訴えました。
4つの分科会では「労使見解の実践と普及」「経営指針成文化・実践運動の推進」「企業変革支援プログラムの活用と普及」「労働環境整備」などについて、それぞれ報告者の実践報告をもとに活発な論議が交わされました。
夕食交流会は来賓として平井伸治・鳥取県知事、野坂康夫・米子市長を迎えて開催され、地元で水揚げされたマグロの解体ショーも行われるなど、地元の食材を使った料理を堪能しながら、参加者同士の交流が深められました。
2日目の全体会では、各分科会報告者へのインタビュー映像などが上映された後、座長による分科会報告が行われ、各分科会のエッセンスを共有しました。
続いて独立行政法人労働政策研究・研修機構主任研究員の呉学殊(オウハクスウ)氏が「社員と共に、地域と共に~『労使見解』実践への期待~」のテーマで記念講演。
実態調査では同友会会員企業の方が会社内で社員の主体性が発揮されており、「『労使見解』の実践こそ日本の本格的再生への道」と会員企業への熱い期待を語り、大きな学びと感動が広がりました。
「中小企業家しんぶん」 2015年 9月 5日号より