志ありて 友ありて 未来あり~青年部委員会設立 県外からも多くの参加【茨城】

 茨城同友会は7月30日にホテルグランド東雲(つくば市)で青年部委員会設立式典を開催し、県外21同友会から98名の応援が駆けつけ県内56名とあわせて154名が参加しました。

 2017年の青年経営者全国交流会(青全交)の茨城開催に向けて、茨城同友会では「青年部がなぜ必要なのか」という議論を続けた結果、青年経営者の資質の向上と全国の青年経営者とのより一層の交流の深化を図るため、青年部委員会を立ち上げました。

 第1部記念式典は、高谷豊・代表理事のあいさつの後、来賓の中嶋勝也・茨城県商工労働部次長、中島和俊・茨城県商工労働部中小企業課経営支援室長、磯貝浩昭・日本政策金融公庫土浦支店支店長兼国民生活事業統轄、塚越和之・茨城県法人会連合会青年部会連絡協議会副会長の紹介がありました。その後、18名の青年部委員が登壇し、八巻大介・青年部委員長が「同世代と話す中で、自分の能力が足らず悔しい思いをいっぱい経験しました。その思いが今の経営や同友会に生かされていると思います。青全交に向け、茨城同友会はすごいと言われるようがんばります」と力強くあいさつしました。そして、それに応えるように広浜泰久・中同協幹事長から青年経営者に向けて激励の言葉が送られました。

 第2部は実践報告として「モノづくりから、会社(ひと)づくりへ~すべての社員の自立を目指して~」をテーマに神奈川同友会青年部会長の鈴木幹男氏(キソー工業(株)代表取締役)が報告しました。鈴木氏は東京同友会の主催する合同企業説明会に参加し、キソー工業(株)に入社、現在三代目の社長です。

 先代の苦労を幹部として隣で感じながら、「生活の役に立っているこの仕事を若い世代でつないでいきたい」と事業承継しました。経営者は孤独だけれど同友会には仲間がいると話し、「特に青年部は希望も憂いも学びたい欲求も未来を語る時間も同じ。だからこそ励まされ刺激を受ける」と結びました。報告を受け、「理想の青年部」についてグループ討論を行いました。

 第3部記念パーティーは、近畿圏青年経営者フォーラムや山梨青全交のPRが行われ、新しい青年部委員会の設立に興奮冷めやらぬ一日となりました。

 茨城同友会は2017年に開催される青全交に向けて新たな一歩を踏み出しました。

茨城同友会

「中小企業家しんぶん」 2015年 9月 15日号より