組織強化・広報・情報化を一体で~35同友会から163名が参加【2015組織強化・広報・情報化全国交流会開催】

 8月26~27日、東京で組織強化・広報・情報化全国交流会が開催され、35同友会と中同協から163名が参加しました。組織強化と広報・情報化の交流会の合同開催は2回目になります。

組織強化・広報・情報化全国交流会

 はじめに、鋤柄修・中同協会長があいさつ。次に、基調報告として「5万名達成にむけて~中同協創立50周年(2019年)」をテーマに広浜泰久・中同協幹事長が会勢を伸ばしている千葉同友会の事例を紹介しながら全国の状況と教訓などを報告しました。

 実践報告では、まず藤谷良樹・兵庫同友会副代表理事が兵庫同友会で取り組んでいる支部活性化指数の事例を報告。また、渡辺啓治・福島同友会いわき地区会長からは「震災5年目の地区会づくりの現状と課題」としていわき地区の取り組みを紹介しました。

 問題提起では笹原繁司・中同協財務委員長が「組織強化における会財政・財務の強化の課題」として財政についての基本的考えの整理を提起しました。グループ討論は「会員増強と支部づくり」など4つのテーマで行われ、グループ発表の後、松井清充・中同協専務幹事から「役員が歩く広告塔となり、同友会の魅力を広く伝えてほしい」とまとめがありました。1日目はオプション企画として、東京・埼玉・神奈川・千葉の例会に希望者が参加しました。

 2日目は実践報告として三宅一男・東京同友会代表理事が「広報・渉外・連携の活動~東京同友会の対外発信」をテーマに記者懇談会や機関紙の内容の工夫など幅広く報告しました。

 次に、菅村覚・中同協情報化推進本部委員が9月28日から運用の始まる新e.doyuの活用を呼びかけました。

 最後に、加藤昌之・中同協広報委員長から「組織強化における広報情報化」として企業と同友会で広報活動を生かすよう問題提起がありました。

 まとめとして、中村高明・中同協情報化推進本部長が「中同協5万名推進のためには、広報・情報化を戦略的に進める必要があります。仕組みをつくり、不撓不屈の精神で組織強化をやり遂げてほしい」と実践を呼びかけ、2日間の幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 9月 15日号より