タイ進出会員企業の実践に学ぶ【中同協企業連携推進連絡会】

タイ・バンコクで初の連絡会を開催

 8月31日、タイ・バンコクで中同協企業連携推進連絡会が初めて開かれ、6同友会ならびに中同協・講師・ゲスト合わせて16名が参加し、その後のタイビジネスマッチングには9同友会から30名の参加がありました。

 企業連携推進連絡会内に新たに設置された「タイ・ASEAN国際交流グループ」のもと、大阪同友会が中心となり、中同協の会議としてはじめて海外での開催となりました。畑野・企業連携推進連絡会代表から「企業連携の調査を実施し、全国の同友会で海外視察していること、また海外に進出している企業の連携の必要があることがわかった。海外進出している会員企業は現地での連携が必要になってきている」とあいさつがありました。

 第1部ではタイ・チュラロンコン大学サシン経営大学院の藤岡資正エグゼクティブディレクターからタイの中小企業の今後、タイプラスワン戦略について、続いてタイサブコン協会のソムキアット会長から日本の中小企業への期待について講演がありました。

 第2部では、広島同友会の平岡弘幸氏(平岡工業(株)・代表取締役)よりタイ進出の経緯や課題など実践報告がありました。平岡氏からは「タイへの進出はわからないことばかりで、土地・建設・機械・通関などあらゆる問題がありました。その中でも人の問題は大きいと感じる。タイに進出している会員企業で経験交流ができていればもっとスムーズだったのではないか、情報交換の場はほしい」とありました。その後、参加者それぞれより、タイへの進出の経緯や課題、実践していることなどの経験交流を行いました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 10月 5日号より