つどえ傾奇者(かぶきもの)!歴史は一歩一歩に新なる創造である 第30回経営者フォーラム・石川

 石川同友会は第30回経営者フォーラムを10月19日、ANAクラウンプラザホテル金沢にて開催しました。

 メインテーマは来年石川で開催する40周年記念事業「第44回青年経営者全国交流会」のテーマ(案)と同様の「つどえ傾奇者!歴史は一歩一歩に新なる創造である」とし、212名が参加しました。

 記念講演は(株)加賀屋の小田與之彦・代表取締役社長が、「加賀屋の流儀~笑顔で気働き~」と題して講演し、顧客満足こそが加賀屋の生命線だと定めたのが「加賀屋のおもてなし」の原点であることなど語りました。

その後行われた分科会で、第1分科会(青年部活動と企業づくり)の三角武一郎氏((株)KSP・代表取締役/埼玉同友会)は、青全交で学んだことが原点となり、社員とその家族の幸福を考え経営者自身の成長が大切であることに気付いたことなど報告しました。

 第2分科会(経営指針)では、石川同友会の前代表理事である玉田善明氏(玉田工業(株)・代表取締役)が「同友会で労使見解などを学び、社長と理念がブレない事を心情として浮利を追わない、企業価値を磨き社員を大切にすることで今日まで経営してきた」と報告しました。

 第3分科会(社員共育)の八嶋祐太郎氏(八嶋合名会社・代表社員社長/富山同友会)は「社風こそ一番の差別化要因である。社風は生まれるものではなく生み出すもの。一番の財産である人を輝くものにする考え方が、人を生かす経営、人間尊重の経営だ」と語りました。

石川同友会

 第4分科会(人材採用)では、川中英章氏((株)EVENTOS・代表取締役/広島同友会)が「新卒採用をすることで自社のダメなところに気づくことができ、それを何とかしなければという気持ちが湧き、劇的に会社を良くしていくことができる」と結びました。

 懇親会では、青年部会員とOBが壇上に上がり、青年部会渉外委員長の久安貴史会員((株)ヒサヤス・専務取締役)が来年の青全交石川開催に向けて、一丸となって成功に導こうとアピールしました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 12月 5日号より