【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】目標170名に向けて躍進!~支部一丸となって仲間を増やし、学びの輪を広げる【静岡】

 静岡同友会では、2022年度「入ってよかった」「続けてよかった」「企業も地域もよくなった!」をスローガンに掲げ、会員1200名(期首会員1054名)をめざして活動しています。

 「会員増強は私たち企業家ができる最大の地域貢献」の思いのもと、地域で頑張る経営者に同友会のよさを伝え、学びあう仲間を増やしています。なかでも富士宮支部では今年度「不易流行」を活動方針に掲げ、支部一丸となって仲間づくりに奮闘しています。

 富士宮支部の支部長を務める伊藤洋子氏((株)シーエーティー)は、今年度、創立40周年を迎えるにあたり、会員増強期首151名から170名の目標を掲げました。

 前年度から、例会への参加人数を意識し、役員の協力を得てSNSや電話を活用して根気強く呼びかけてきました。またZoom例会でも、生番組を制作するような気持ちで、会場の雰囲気を伝えるために花を飾ったり、Zoomの参加者に声をかけたり、五感の中のどれか少しでも感じてもらいたいと、皆で考え工夫しました。

 また例会アンケートで参加者からの声を拾い、役員会で改善することと生かせることを議論し取り入れていきました。

 たとえば、例会時オブザーバーが参加しやすいよう積極的に声を掛ける、紹介者と一緒に名刺交換をする、懇親会で例会報告を深め合う、例会後のお礼の電話や訪問を行うなど、「ミスター増強」の宇佐美健介副代表理事((株)エージェントうさみ)のアドバイスのもと、仲間づくりの行動が定着してきました。オブザーバーリストもうまく生かせるように実践&改善中です。

 流れをつかんだ時期は、納涼例会(トリイ食品(株)・鳥居大資氏講演)後に若手経営者が2名入会した時。そこから10月には支部創立40周年記念式典を終え、3年ぶりの会員家族が参加した忘年例会、そして1月例会((株)GHIBLI・坪内知佳氏講演)は、オブザーバー30名の目標を設定し、全役員が協力して会場は満席となりました。

 会員数165名を超え、目標の170名まであと少しとなりました。ここからが一番の正念場です。残された時間は少ないですが、目標の170名達成に向けて突き進みます。

「中小企業家しんぶん」 2023年 2月 25日号より