地域になくてはならない企業をめざそう 2022年度第2回中同協広報委員会

 2月7日、2022年度第2回中同協広報委員会が奈良県コンベンションセンターで開催され、14同友会から57名が参加しました。

 冒頭、開催地である奈良同友会の吉岡弘修・代表理事と宇佐見孝・中同協広報委員長が開会のあいさつを行いました。続いて今年度リニューアルされる中同協のホームページ「DOYUNET」の新デザインを紹介。また、中小企業家しんぶんアンケート結果の報告や、DoyuNewsの新企画などを確認しました。

 その後、「地域活性化における広報の役割」をテーマに問題提起と実践報告が行われました。はじめに、宇佐見委員長が「広報委員のみなさんは地域を活性化するために会員のことをもっと知ることも大切。地域との連携構築や地域に同友会を発信し、中小企業のことを知ってもらうことも大きな役割です。地域を豊かにするために中小企業振興基本条例についても広報委員会で学んでほしい」と問題提起。続いて、熊本同友会の伊藤大助広報委員長と奈良同友会の佐野元洋副代表理事/広報・情報化委員長からそれぞれの取り組みについて報告がありました。

 問題提起・報告を受けて「同友会として地域にどのように関わりますか?」をテーマにグループ討論。参加者からは「地域の課題を自社の課題に置き換えて考えること。地域も自社もよくなることがあてにしあてにされる関係づくりにもつながる」「働く場として中小企業の魅力を地域に伝えることが必要」などの意見が出されました。続いて、参加している同友会から新年度に向けての活動などの報告がありました。

 最後に、座長を務めた宮野大樹・中同協広報副委員長が「地域を担うのはわれわれ中小企業です。地域になくてはならない企業づくりをめざすこと。広報委員は同友会を内外に発信する役割がありますが、その根底には人を生かす経営の実践者であること。それぞれの地域で同友会を伝える人を増やしていきましょう」とまとめ閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 2月 15日号より