2月16日に愛媛県県民文化会館において愛媛同友会の第11回経営フォーラムが開催されました。3年ぶりのリアル開催、会員内外含め193名の参加でした。
今回のテーマは「VUCA時代を生き抜くために」。Volatility（変動性）、Uncertainty（不確実性）、Complexity（複雑性）、Ambiguity（曖昧性）の頭文字を取って「VUCA」、不確実で複雑で曖昧で変わり続けるそんな時代を私たちはどう生きるのかを記念講演と分科会を通じて学びました。
記念講演は中同協共同求人委員長の川中英章氏（（株）EVENTOS代表取締役）。10年ビジョンの作成やコロナ禍だからこそ取り組んできたことなど実践事例を交えながら、「過去の成功パターンに捉われず、変えるところは勇気を持って変えていく」との講演があり、その圧倒的な実践内容に参加者から多くの驚嘆と共感の声が寄せられました。
続いての分科会では、VUCAにちなんで、「DX」、「SDGs」、「多様性」、「人を生かす経営」をテーマにした4分科会を設営。県内外の報告者から体験発表がありました。それぞれの参加者からは、「DXは目的ではなく手段」、「環境にも真剣に考えることが経営に不可欠」、「個性を生かす、認め合う」、「理念からの目標設定の大事さ」といった感想が挙げられ、それぞれの課題解決につながる多くの学びと交流が得られました。
愛媛同友会は2025年に設立40周年を迎え、中小企業問題全国研究集会の設営を担当します。フォーラムは全研を意識した日程、会場で行い、全国の仲間を迎え入れるイメージができました。全国のみなさまに満足いただけるよう、準備を進めていきます。2年後、愛媛の地でお待ちしております。
「中小企業家しんぶん」 2023年 3月 5日号より
