「サイトワールド」2007が東京で開催

視覚障害者向け商品勢ぞろい
「サイトワールド」2007が東京で開催

 視覚障害者のための国際情報・機器&サービス総合展「サイトワールド」(社会福祉法人日本盲人福祉委員会主催、中同協も後援)が、11月2~4日、東京・すみだ産業会館で開かれました。昨年に引き続き、2回目の開催で、海外を含む57企業・団体(企業、社会福祉法人、学校)が出展し、3日間で約6500名が来場。出展企業・団体の工夫を凝らした商品やサービスを手で触れたり、耳で聞いて体感するなど、会場は活気に充ちあふれていました。

 この企画の実行委員の1人、(株)アメディア社長の望月優氏(東京同友会障害者委員会委員長)も出展し、同社が開発した音声・拡大読書機「よむべえ」の体験コーナーを設けました。「よむべえ」は、印刷物を音声で読み上げ、画面で大きく表示する、音声と拡大表示両用の読書機。2003年に開発して以来、改良を重ね、全国各地で視覚障害者の日常生活用具として認定されるとともに、行政や公共施設でも活用されています。

 今回は「利用者にとってより聞き取りやすいものにしよう」と、音声を女声に変えた新バージョンを開発。望月氏は同商品をますます普及していきたいと意気込みを見せています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 11月 15日号より