6月12日、中同協では「第7回学生と先生のための中小企業サミット」を東京国際フォーラムで開催しました。当日の様子を紹介します。
100ブースを展開、約200名の学生を迎える
「学生と先生のための中小企業サミット」は、全国に魅力ある中小企業があることを学生に伝えたいとの思いから、2019年に企画検討がスタートしました。
就職活動を控える大学3年生を主な対象に2020年12月14日に第1回を開催。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「一生に一度の就職活動を前に学生たちこそ大きな不安を抱えている。こんなときこそ採用活動を止めない」と、オンラインブースを設けるなど最大限の感染対策を施して開催しました。
全国インターンシップマッチングイベント
学生の就活スタイルが急速に変化していることを受け、2023年からはインターンシップにつなげることを主な狙いとし、開催時期を6月に変更。今年は6月12日に「全国インターンシップマッチングイベント 100人の社長と探す100の働き方」として開催しました。
企業・学生・地域を育てる社会教育運動
今年は36同友会から98社が参加。相談コーナーを含め100ブースを設営しました。今後は、さらに多くの地域に運動の輪を広げていくことが期待されます。
一方で、約250名の学生から事前に参加登録があり、当日は約200名が来場。参加登録数・来場者数共に過去最多となりました。
そのうち半数は学校での講義をきっかけに来場しており、友人や先生などの紹介が続きました。大学などで直接学生に呼びかける重要性を改めて確認しました。
また、今回来場した学生のうち3年生が約8割を占めました。今後の就職活動などへの不安の声も聞かれましたが、各ブースでは企業説明にとどまらず学生のリアルな悩みや相談に乗る姿も多く見られました。自社や地域の魅力などを熱く学生に語る社員の姿に、成長の喜びを感じる社長の様子も印象的な一幕でした。
中小企業サミットは、若者に選ばれる魅力ある企業づくりに向けた企業変革と、学生の選択肢を広げる社会教育運動という大きな意義のもと、今後も取り組みを進めていきます。
イベントポスターを学生がデザイン!
今回、初の試みとして、学生を対象に本イベントのポスターデザインコンテストを開催しました。全国から31組(個人・グループ)の応募があり、審査を経て優秀賞や審査員特別賞などの各賞を選出。優秀賞を受賞した4作品は、受賞者の所属大学最寄り駅をはじめ、都内各駅で実際の広告ポスターとして掲出されました。
イベント当日には表彰式を開催し、東北・九州など全国各地から25名の学生が東京に集まりました。表彰式では、1人1人に表彰状を授与したほか、副賞としてお菓子など出展企業の製品を贈呈しました。受賞した学生からは受賞の喜びやデザインに込めた思いなどが語られ、会場は出展企業や関係者からの温かい拍手に包まれました。
表彰式終了後は、多くの受賞学生がそのままイベントに参加し、これまであまり目を向ける機会のなかった中小企業の魅力に直接触れる機会となりました。また、当日はメディアの取材も入り、後日地元紙で大きく取り上げられました。
デザインコンテストは来年も開催を予定しています。
経営指針の実践の場として
中同協共同求人委員長 川中 英章氏
6月12日、東京国際フォーラムを会場に、今年で7回目の中小企業サミットが開催されました。今年は「100人の社長と探す 100の働き方」というタイトルで開催し、参加企業98社、参加学生約200名という結果でした。
開催に先立ち、4月からは同友会が日頃からつながりを持つ大学や専門学校など関東一円の大学に授業のコマを頂き、実行委員会メンバーで取り組みました。個々の業種や企業の働きがいや誇りについて語り、ワークキャリアだけでなく、生活のあり方としてのライフキャリアを考えることの大切さも伝え、同友会が大切にしている「人を生かす経営」の話を懸命に伝えました。
もちろん、合わせて特設サイトやSNS発信もしましたが、来場してくれた学生はリアルに言葉で伝えることができた学生がほとんどで、学校とのつながりの大切さを痛感しました。
このイベントは、単なる合同企業説明会ではありません。全国各地の同友会企業の自社PRを目の前で見て聴いて、意識の違いを知り、自社の理念、10年ビジョンは学生を惹きつけるだけの力があるかという共同求人の根本を確認し、全国の同友会が若者に選ばれる会社づくりをめざすことが目的です。
学校とのつながりを全国の大都会で築き、このイベントが全国持ち回りで開催できるようになれば、中小企業への偏見を払拭(ふっしょく)する社会教育運動は加速し、深まるだろうと私は思っています。
「中小企業サミット」はインターシップのマッチングイベントです。しかし、施行したインターシップの中で改めて自社の存在価値を社員と共に悩み、改善・深化へ向けて舵を切る社員教育でもあります。
来年も「中小企業サミット」を開催しますので、多くの皆さまに趣旨と目的を理解いただき、参加を頂きたいです。全国各地の温かみのある生活のあり方、自社事業の自慢の働きがいを関東の学生に発信し、今の自社の位置を知り、より高い存在価値の確立へ意欲を高める契機にしていただきたいし、それこそが経営指針の総合実践だと思います。
参加者の声(アンケートから)
【学生より】
・非常に有意義な時間になりました。就活を始める第一歩としてちょうどよかったです。
・全国の企業さまに会う機会があったことで、都会ならではや地方ならではの魅力に気づくことができました。
・大手企業ばかり調べていたが、今回を機に中小企業のよさ、さまざまな企業について学ぶことができとてもよかった。
【企業より】
・この会社で働く意味を伝えられた
・会社説明に寄りすぎだと気づいた。業界のよいところ、やりがい、働くことの楽しさを伝えられるように見直したい。
・新卒採用に力を入れている企業の取り組みを知ることができ、大変勉強になった。










