兵庫同友会は2月21日、第35回全兵庫経営研究集会を開催しました。過去最大の1000名の参加者で、「千里眼」～未来協創へ、今こそ動け！～をテーマに、記念講演と13の分科会で学びあいました。
今回のテーマには、外部環境が目まぐるしく変化する時代において、経営者は「会社のあり方、会社の存在理由」を明確にして、「ブレない経営軸」「先を見据えた経営」「変化対応力」が求められるとして、それを見通す眼を研ぎ澄まし、今こそ動くときであるという意図が込められています。
藤岡義己・代表理事の開会あいさつで幕を開け、記念講演として千葉同友会会員の竹本勝紀氏（（株）銚子電気鉄道代表取締役）から、「絶対にあきらめない～力の結集！『電車を止めるな！』～」をタイトルに、苦難の状況を乗り越えて企業を継続させてきた取り組みについて講演がありました。参加者からは、「あきらめずに続けることの大切さが身に染みた」「変化する必要性、アイデアの重要性を学べた」などの感想が出され、そのおかげもあり、大量に持ち込まれた濡れ煎餅・まずい棒などの商品は完売となりました。
第2部分科会は、こちらも過去最大となる13分科会が準備され、滋賀同友会の永井茂一代表理事と共に兵庫同友会全11支部から選出された報告者からの赤裸々な経営体験報告に基づく熱い議論が交わされました。
そして3年ぶりの開催となった第3部懇親パーティでは、片山安孝・兵庫県副知事、久元喜造・神戸市長をはじめ、行政・金融・大学・マスコミ・支援団体などから33名の来賓をお招きしました。久しぶりの交流の場では支部を超えて絆を確かめる機会となりました。
最後に丸山隆三・実行委員長からバトンを引き継いだ、西田晃三・兵庫支部長からの熱い閉会あいさつで幕を閉じました。
「中小企業家しんぶん」 2023年 4月 5日号より
