京都で働く“同期”が増える!【京都】

4月4~5日に合同入社式・新入社員研修会が開催されました。祝辞や先輩社員からのメッセージ、会員経営者報告を行った1日目は29社62名、マナー研修を行った2日目は31社68名が参加しました。

1日目は、杉江勝代表理事から「やりがいや成長は与えられるものではなく自らがつくるもの。一緒に会社と京都をよくしていきましょう」と応援の言葉が送られ、2021年度から引き続き京都府知事よりビデオメッセージでの祝辞がありました。昨年入社した3名の先輩社員からは、自分から行動しないと変わらない、ミスを恐れない、素直であることなど、それぞれの実体験に基づいたアドバイスが伝えられました。細井和博さん((株)インテリア・ホソイ代表取締役)による経営者報告では「人を大切にする同友会企業に入社した皆さんはラッキーです」という言葉に始まり、「会社は学校ではないが、自ら成長していくために会社をそのステージとして利用してほしい。失敗してもいいのでチャレンジしてほしい」といったことが伝えられ、「ぜひ楽しいことを増やしていってください」と締められました。受講者からは「同じ不安を持っている人がいることに安心した」「1年目だからこそ許される失敗をたくさんしたい」「自分が先輩になった時には優しく教育できる先輩になりたい」といった声が寄せられました。

2日目には、身だしなみ・立ち方や座り方といった基本動作・言葉遣い・電話応対などのマナー研修が行われました。名刺交換などのワークも交え、まだどこかぎこちないながらも時折笑顔が見える和やかな雰囲気での開催となりました。

後日、社員共育・求人委員会での振り返りにて、参加した社員同士が仲良くなり、その後プライベートでのつながりのきっかけになったとの報告もありました。その年の新入社員が1名という企業も少なくない中、このような場が、新しい環境にチャレンジするのは自分だけではないという勇気を与え、京都同友会企業に入社した同期という仲間の輪を作ることにつながるよう、これからも研修会を開催していきます。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 5日号より