あなたがあなたらしく一歩前へ【岡山】

岡山同友会の合同入社式・新入社員研修会は、感染症拡大のため2021年度はオンライン開催となりましたが、翌年から現地開催を再開しました。今年度は会員企業15社から新入社員26人と経営者18人を迎え、4月4日に岡山市内で開催しました。

午前の部(合同入社式)では、山辺啓三代表理事の祝辞と浅野浩一社員教育求人委員長(副代表理事)からの激励のメッセージを受け、新入社員を代表して2名から新社会人としての決意と所信の表明が行われました。その後、会員企業に勤務する2人の若手社員が、日々の仕事を通して得た学びと自身の成長について報告を行いました。失敗談も交えた具体的なエピソードの数々に、会場の参加者は食い入るような表情を浮かべて耳を傾けていました。最後に門田悦子副代表理事が「“挑戦”―貴方があなたらしく一歩前へ!」と題して講演を行い、「今日から中小企業で働く皆さんは日本の将来の担い手です。失敗を恐れず、成長の機会を逃さず活躍し続けてください」と新入社員への期待を寄せました。

午後の部(新入社員研修会)はグループに分かれ、指定された数の折り鶴を完成させるまでの時間や仕上がりの品質を競い合う「折り鶴研修」を行いました。1回目の結果を踏まえて各グループで作業効率や品質を向上させるための話し合いの時間を設け、“製造計画書”を作成した上で2回目に挑戦してもらいます。分業制を取り入れるグループ、机を整理整頓してから作業を始めるグループ、時間は気にせずとにかく品質を追求するグループなど、アプローチはさまざまですが、ほぼ例外なく成績が大幅に向上する結果となりました。その後のグループ発表では「チームワークの大切さに気づいた」「リーダーを中心に、全員で協力し合うことが大事だと思った」など、研修で得た気づきの声が多数聞かれました。

最後に「仕事を通じて社会にどのように貢献したいか」について全員がそれぞれの思いを発表し、一人ひとりに大きな拍手が送られました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 5日号より