明日を担うフレッシャーズの集い~社会人への一歩 新入社員157名が集う【愛知】

4月3日に合同入社式が行われ、76社から新入社員157名が参加しました。

冒頭、鶴田修一共同求人委員長は「ロシアのウクライナ侵攻は現在も続いており、安心して暮らせるこの日常が、当たり前ではないことが分かります」としたうえで、「国内の企業数の9割以上、働く人の7割が勤めている中小企業だからこそ、そこで働く皆さんがやりがいを持ち幸せに暮らすことが、日本全体の幸せに近づく道だと思います。楽しんで働いてください」と歓迎のあいさつを行いました。

自立した社会人に

先輩社員の代表からは、「新入社員にしかできない元気なあいさつを心掛け、健康や時間などを自分で管理して自立した社会人をめざしてほしい」とエールが送られました。

また新入社員の代表からは「仕事の優先順位をつけながら、真面目に仕事に取り組み、疑問に思ったことはその日のうちに解決できるようにしたい」と、新社会人としての決意表明が行われました。

新たな人生のステージに立って

記念講演では、(株)明治ライアスの白井美佐子氏が登壇し、「私の人生設計~どう社会人を生き抜くか」というテーマで報告しました。「置かれた環境でうまくいかなかったこともあるかもしれませんが、これからは自分で道を選択できます。いくらでも生き方を変えられることを知ってください」「社会に出ると新しいことに挑戦する機会が増え、つまづくこともあります。今まで多くの人に守られてきたことを自覚し、新たなステージで自分らしく輝けるように頑張ってください」とメッセージを贈りました。

消費者から生産者に

翌4日には新入社員共育研修会が対面で行われ、51社から112人の新入社員が参加しました。

第1講座では他己紹介で緊張をほぐし、第2講座では「働くとは」をテーマにサン樹脂(株)の磯村太郎氏が報告しました。経済、社会、そして会社とは何かという視点から、「働くことは消費者から生産者になることで、皆さんの働きが会社を、そして社会を変えていくことにつながる」と伝えました。

3年後の目標を色紙に書いて発表

第3講座では、(株)トヨコン入社4年目の社員が登壇。新型コロナ禍の初年度に入社した経験、働く中で先輩社員から贈られたメッセージから大切にしていることなどを紹介し、「自分を成長させるために働いてほしい」と、新入社員にエールを送りました。

第4講座では、1日の研修で学んだことを振り返りながら、今後の目標について経営者と語り合いました。討論の最後には、3年後の目標を色紙に書いて発表し、社会人としての決意を固め合いました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 5日号より