自分の可能性を信じられる社風づくりを 2023栃木同友会合同入社式・研修会【栃木】

 栃木同友会が主催した合同入社式・研修会が、4月4日宇都宮駅東口交流拠点施設ライトキューブ宇都宮にて開催されました。新入社員と中途採用者を含む10名と、付き添いの経営者・経営幹部ほか、総勢30名が参加しました。入社式では、参加企業各社が1人ずつ新入社員を紹介し、(株)総研の榎本拓真氏が代表して「地域に貢献するために日々勉強し、成長していきます」と決意表明を行いました。福田富1・栃木県知事からは祝電が寄せられ、「人が育ち、地域が活きる、未来に誇れる元気なとちぎの実現に向け励んでいただきたい」と激励の言葉が贈られました。

 基調講演では、サンプラスチック(株)の大江正孝社長が自身の入社から社長になるまでの経験を語り、働くうえで大切なことを伝えました。それは「乗り越えられない壁はない」ということであり、働く仲間を大切にすることでした。研修会では、「働く目的」について、「時間」・「空間」・「人間関係」・「気持ち」そして「お金」について講義とディスカッションが行われました。グループ討論では、新入社員同士、経営幹部、経営者が自分とは異なる考え方に触れることで、互いに学び合い、育ち合う機会になりました。

 昨年4月に初めて開催された合同入社式・研修会ですが、今回は昨年5月から毎月の会議を重ね、より充実した研修を実現するための準備を進めました。その結果、参加者からは「自分の可能性を信じられる社風づくりとは何かをグループ討論を通して気づいた」という好評の声が届きました。主催した経営労働委員会は、「会社を越えた仲間づくりを社員さん同士にも自然に成り立つ場づくりをしていきたい」と語り、今後も毎年継続して開催されることを期待する声が寄せられました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 15日号より