今こそ同友会理念の実践で地域と中小企業の未来を創り上げよう 第50回定時総会を開催【埼玉】

 埼玉同友会の第50回定時総会が4月22日に3年ぶりにリアルで開催され、会員約280名が参加しました。

 まずは、設立50周年の節目を迎え、次の10年に向けた長期ビジョンが成文化されたことと一般社団法人化について報告しました。次に小松君恵・代表理事から「埼玉同友会は以前から人を生かす経営を唱えてきた。長期ビジョンをつくり、これで未来に希望が持てると思う。一般社団法人化して埼玉はこれからが再スタート」とあいさつがありました。特に長期ビジョンは企業づくり、地域づくり、同友会づくりを主体にして「一人ひとりが色を放ち、輝く企業をめざす」などのスローガンを掲げ、骨子から達成に向けた具体的な行動が示されました。

 続いて来賓の大野元裕・埼玉県知事、清水勇人・さいたま市長からそれぞれお祝いの言葉が送られました。第1部の議事では太田久年・代表理事の昨年度の活動報告、決算報告が審議され、採択後、本年度の活動方針、予算案、役員選出案を審議し採択されました。役員選出では今年より代表理事に太田、小松の両氏に加え、新たに米山正樹氏が承認されて3名体制となりました。その後、昨年の功労者などの表彰が行われました。

 第2部の記念講演では「『危機の時こそ会社は強くなる』~弱さを強さに変える経営とは~」と題して、群馬同友会相談役(元代表理事)の澤浦彰治氏(グリンリーフ(株)代表取締役)より報告がありました。第3部懇親会は、先着希望着座制にして開催しました。久しぶりの対面で話が弾み、盛況のうちに閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 15日号より