学生に中小企業と地域の魅力を発信 第4回中小企業サミット【中同協】

 6月9日、東京・秋葉原にて「第4回中小企業サミット」が開催され、36同友会から72社が参加しました。中小企業や各地域の魅力を若者に発信する場として2020年から開催している「中小企業サミット」ですが、第4回はインターンシップのマッチングを主な狙いとし、イベント名称を「全国インターンシップに行ったら自分発見できた件」として開催しました。

 13時の開場前から学生が集まり、終了時間の17時まで多くの来場者でにぎわった会場では、各ブースで出展企業がそれぞれの仕事の魅力や働きがいを大いに伝え、学生は企業の説明に熱心に耳を傾けました。

 参加企業からは、「関東で生まれ育った学生にも地方で暮らしたいというニーズがあることが分かり、大きな発見ができた。継続して活動することで中小企業の魅力を発信することができる」「自社だけでなく地域の魅力も知らないといけない。今日の参加企業の熱量を持ち帰って、自分の同友会で実践企業を増やしていきたい」「学生と話したことでわが社がすぐに取り組まなければいけないことに気がついた」などの感想が出されました。

 イベント終了後、川中英章・中同協共同求人委員長が「学生から『参加して楽しかった』との感想をもらい、各社が働きがいや働く喜びを伝えたからこそだと思います。まさに社会教育運動につながる活動であり、若者が働く価値を見出すことができるのが同友会らしい共同求人活動のあり方だと思います」とあいさつし、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 6月 25日号より