高島支部【滋賀】
子どもたちに未来を託せる地域と企業づくりをめざして

高島支部設立総会を111名の参加で開催!

 5月18日、滋賀同友会6番目の支部となる高島支部が誕生しました。

 高島市の人口は4万6000人。琵琶湖の西部に位置し、2005年に5町1村が合併して誕生しました。美しい山並みに恵まれた自然豊かな素晴らしい地域ですが、四方を山と湖に囲まれていることから「陸の孤島」と呼ばれることもあり、人口減少が進み、経営環境においては働き手や後継者不足などの課題を抱えています。

 高島市で同友会づくりが始まったのは、2007年の2月から。その後、学び合いを粘り強く継続し、昨年度に支部設立要件の会勢50名を突破し、56名の最高会勢で設立総会を迎えました。当日は地元会員をはじめ、県内会員、さらに他県からも駆けつけ、総勢111名で盛大な設立総会になりました。

 総会議事では、活動方針、役員(案)と共に「子どもに託せる地域、そして地域の子どもたちが希望をもって就業できる企業をめざして、ここに高島支部を設立します」との宣言が提案され、力強い拍手で承認されました。

 初代支部長の北川渉(わたる)・認定NPO法人TSC理事長は「変化は1人の行動から始まりますが、私たちが力を合わせればさらに大きな変化を生み出せます。よい会社、よい経営者となり、地域を元気にする活動を進め、今日をきっかけに高島が変わったと言われるまで頑張りましょう」とあいさつ。来賓を代表して福井正明・高島市長より「事業者の皆さんと手を組み、自治体経営の観点で共に地域の経済を支えてまいります」と期待を込めた祝辞が送られました。

 記念例会では「同友会運動と企業経営は不離一体」をテーマに、北川渉・支部長を進行役に、水野透・代表理事、永井茂一・代表理事、石川朋之・大津支部長によるパネル討論を行い、「同友会では役を担うことで自分と会社が成長します」「リーダーには熱い想い、人への共感力、リーダーシップが必要」「大きな目標を掲げ、仲間を増やし、風がなくても凧をあげる姿勢を大切に」と企業づくり、地域づくりを担う経営姿勢が共有されました。

 当日は、高木広和・高島市議会議長、桂田実高・島市商工会事務局長も出席し、今後の支部活動に大きな期待が寄せられる設立総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 6月 25日号より