地域で共に活動する仲間を増やそう【中同協障害者問題委員会】

 6月13日、青森にて中同協障害者問題委員会が開催され、17同友会と中同協から51名が参加しました。冒頭、高橋正志・中同協障害者問題委員長が「『人として生まれたからには会うべき人がいる。会うべき人に会ったならば為すべきことに出合う』という言葉を大切にしている。同友会では会うべき人に出会うことができる。人間尊重経営の学びを深め、実践していきましょう」とあいさつしました。

 議題の中では、今年10月19~20日に開催される「第22回障害者問題全国交流会in愛知」の概要の確認や、各同友会の障害者問題委員会の活動交流を行いました。

 実践報告では、(株)伸電取締役の原田誠氏(宮城同友会相談役)が「会社が儲かってからではなく、障害者雇用に取り組むことで企業が成長し、付加価値が上がるというのが本来の姿。その人がイキイキ働ける場所を見つけること、無ければ活躍できる仕事を作ることが必要」と語りました。

 その後「同友会らしい障害者問題の実践とは」をテーマにグループ討論を実施し、「人を生かす経営の実践は、社会の課題・地域の課題を自社に取り入れること」「同友会が社会全体のあらゆる方の受け皿になれるよう一緒に成長すること」「『人を生かす経営』の実践を通して『人が生きる社会』を作ること」などの意見が出されました。

 最後に、横山由紀子・副委員長が「委員会で学ぶ仲間を増やすとともに各県で障害者雇用を実践する仲間を増やして、委員会と障全交を盛り上げていきましょう」とまとめ閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 7月 5日号より