県を越えて学びと交流を深める 関西ブロックが事務局員研修交流会を開催

7月21日~22日、大阪湾に面するホテルフクラシア大阪ベイにて第12回関西ブロック事務局員研修交流会が行われました。

6府県から参加した局員は全34名、そのうち4名が今年度からの新入局員でした。

午前は各同友会新入局員の決意表明の後、仁張正之・大阪同友会代表理事((株)仁張工作所取締役会長)から「同友会事務局員への期待と要望」のテーマで1つ目の問題提起と質疑応答を行いました。昼食をはさみ、午後からは、花園大学社会福祉学部児童福祉学科の植田健男教授が「教育を通じて人が成長するとはどういうことか~生きること、働くこと、学ぶこと~」について2つ目の問題提起をしました。

その後、6つのグループに分かれ(1)事務局活動での喜びや辛かったこと、(2)同友会運動を確信(やりがい)とするために必要なことの2つのテーマに沿って討論を行いました。

グループは年齢層ごとに分けられ、新入局員の多いグループからは既存の教育制度に対する疑問や今後の事務局員としての活動に対する課題などの意見が、勤務年数の長いグループからは離職率や事務局員としてのあり方といった、組織の抱える課題に対しての意見が出されました。

研修終了後の懇親会はバーベキューを実施し、また翌日の朝食会場においても各府県の交流が活発に行われました。

この研修交流会を通して事務局員間での親睦が深まると同時に、互いの同友会の共通点や差異を実際に感じることで潜在的な問題の可視化につながり、自局の課題解決の糸口を探るきっかけとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 8月 25日号より