地域に学びの場を 中国ブロック支部づくり連携交流会

 7月27~28日、中同協中国ブロックの支部づくり連携交流会が山口で開催されました。支部づくりに関する事例・課題や悩みを情報交換し、それぞれが自分の支部の立ち位置を確認し、実践の糸口を見つけることなどを目的に開催したもので、5同友会と中同協から40名が参加しました。

 はじめに山口同友会の岡崎雄一郎代表理事が「他同友会の方々との交流を通して学びを深めよう」と開会あいさつ。立石克昭・中同協副会長(広島同友会)は交流会の目的を確認し、「同友会型企業を増やすことが地域をよくすること。役員が語り部になろう」と呼びかけました。

 事例報告として、東広島支部の田中透支部長と宮原和樹組織委員長が「支部づくり(増強)と企業づくり」のテーマで報告しました。東広島支部は、田中氏が支部長に就任した2018年に会員100名だった支部が現在では184名の支部に発展。ふたりはその経過などをそれぞれ紹介しながら、「地域の中小企業家の地位向上を図りたい」など熱い思いを語りました。

 2日目は各同友会の4人の支部長が、支部の方針や課題・悩みなどを報告。両日にわたって行われたグループ討論では、「会員増強に主体的に取り組む方をどう増やしていくか」「会員企業が安定して発展するためにはどのような学びが必要か」などを交流しました。

 山口同友会の吉野一彦代表理事が2日間のまとめを行い、「地域に学びの場をつくり、会員企業の成長を通じて、地域や日本の発展につなげていこう」と呼びかけました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 8月 25日号より