新時代の企業・地域づくりの熱い学び
第38回全道経営者“共育”研究集会【北海道】

10月7日、北海道同友会は「新時代を共に創ろう~ASAHIKAWA MEETING~」をテーマに、第38回全道経営者“共育”研究集会inあさひかわ(あさひかわ道研)を旭川市内やオンラインで開催しました。設営担当の道北あさひかわ支部では1年近く準備を重ね、会員608名が参加。新時代の企業づくりや地域づくりを熱く学び、交流を深めました。

記念講演は、2023ワールド・ベースボール・クラシック元監督で日本代表を優勝に導いた栗山英樹氏を講師に迎えました。「夢を追いかけて~信念をもとに変革と創造的な実践~」をテーマに、困難と思えるような課題をどう乗り越え優勝に導いたのか、チームや選手の成長の軌跡を数々のエピソードをもとに語りました。世代やキャリア、感性や個性も多様な選手たちと世界一を成し遂げた体験から「企業経営に通じる、すべての個性を力に変えたトップの実践に学んだ」など、感動の声が寄せられました。

続く12の分科会では、共同求人、経営指針、社員共育、中小企業振興基本条例など座学分科会のほか、全国的にも注目され進化する旭山動物園や産業観光旭川への挑戦、障害者雇用(東川町)やSDGs視点のリノベーション(美瑛町)を移動分科会で学びました。さらに3つのオンライン分科会も開催するなど、さまざまな学びの形態を設けました。「競争、比較、優劣を取り払って社風を変えていった勇気がすごいと思います。長期にわたり自主自立の仕組みづくりを貫徹したことに感服しました(第5分科会・社風づくり)」「坂東園長の実際のご苦労された話などは興味深いものがありました。今までの努力やご苦労があってこそ今の旭山動物園があるのだなと思い感動しました(第7分科会・旭山動物園)」などの感想が寄せられました。

懇親会では、道北あさひかわ支部会員によるピアノ、フルートの特別演奏が披露され、やり投げ女子金メダリストの北口榛花氏の父で会場ホテルのパティシエ・北口幸平氏が「榛花さんの好みの一品」のスイーツを提供しました。全道から集った会員は懇親会でもさらに交流を深めました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 11月 15日号より