人から人へ、歴史に学び 真に豊かな未来を切り開く
創立50周年記念式典を開催【長野】

 11月22日、長野同友会創立50周年記念式典が237名の参加者で盛況のもと開催されました。

 第1部記念式典では、福島一明・代表理事より10年ビジョンを交え未来に向けた力強い開会のあいさつがあり、中山英敬・中同協幹事長からは3つの目的に「よい経営者になろう」が入った背景と、50年の節目において大事なこととして2点語られました。また、「今回を機にさらに発展し、1000名会員を通過点として共に成長していきましょう」とのお祝いのあいさつが贈られ、最後は記念動画を視聴し、歴史を振り返りながらの式典となりました。

 第2部では「人から人へ、歴史に学び真に豊かな未来を切り拓く」をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネリストには杉村精工(株)取締役会長・杉村征郎氏(静岡同友会)、(株)イベント21代表取締役社長・中野愛一郎氏(奈良同友会)、長野同友会から(株)牛越製作所代表取締役・牛越弘彰氏の3名が登壇しました。コーディネーターは(有)本郷鶏肉取締役会長・山崎肇氏が務めました。3名からは「同友会のめざす企業づくりをどう実践してきたか」「同友会のめざす地域づくり~ご自身や自社と地域との関わり」を過去・現在・未来とそれぞれの立場から報告しました。杉村氏からは中小企業憲章・中小企業振興基本条例の意義と展望、中野氏からは三方よしの理念、目指す会社、夢や希望を持つことの大切さ、牛越氏からは地域づくりと平和の大切さなどが語られました。そして、その後のグループ討論では未来を熱く語り合いました。

 第3部の懇親パーティーのオープニングでは、25年間続いている信州大学教育学部附属長野中学校「社会体験学習・14歳の問い」の紹介と、当校の合唱部の感動的な歌声からスタート。産学官金から30名の来賓も参加し大いに語り合い、次の50年に向けての一歩を踏み出しました。

「中小企業家しんぶん」 2023年 12月 15日号より