主体的に学べる空間づくりを
中同協関西ブロック支部運営交流会

 4月4日、中同協関西ブロック支部運営交流会が大阪市で開催され、6同友会・中同協から142名が参加しました。

 冒頭、堂上勝己・中同協副会長(関西ブロック)より「同友会の企業は社員が働きやすく、かつやりがいがあるようなプラチナ企業をめざしましょう」とあいさつがありました。

 事例報告として、まず滋賀同友会高島支部長の北川渉氏が「未来に希望の持てる地域づくりを担う支部づくり」のテーマで報告。地域で必要な存在になるべく、入会したことの価値を感じる支部運営と経営者が主体的に学べる空間づくりの取り組みを語りました。

 続いて、大阪同友会大阪北ブロック長の川田昭宏氏が「支部長として学んで実践し、成し得たこと」のテーマで報告。8つの支部をまとめるブロックの責任者として各支部の特長を生かしながら、委員会活動による連携や増強活動のフォローなど支部を超えた“横ぐし”を刺すことによる成果の報告がありました。

 最後に、兵庫同友会中はりま支部長の衣笠美幸氏が「支部活性化で学んだことを自社経営に活かして」をテーマに報告。同友会での学びを通じて自社でもみんなで学び合う風土づくりや数字を根拠にした考え方などの重要性が語られました。

 グループ討論では「支部長が支部役員として果たすべき役割とは」をテーマに活発な意見交換が行われました。

 最後に6府県の支部長による決意表明では、支部の活性化や会員拡大など「今年1年こうやっていくぞ!」と思いが語られました。

 参加者からは「役員の会社が成長しなければ意味がない」「強いリーダーシップと経営の話を中心にする会議体にしていく」などの感想が寄せられました。

 翌5日は関西ブロック代表者会議が開かれ、「同友会運動と企業経営は不離一体 転換期を乗り切る企業づくり同友会づくり」をテーマに兵庫同友会代表理事の藤岡義己氏と堂上・中同協副会長による問題提起が行われ、代表者の会社の発展は会員から注目されているとし、自社の取り組みを報告。その後のグループ討論では感想と気づき、お互いの企業づくりについて情報交換し、今後の自社経営を考える機会となりました。

 最後は、同友会で学んだことをしっかり自社で実践して成果を上げていこうと確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 5月 5日号より