女性部活動50年の歴史から学んで
愛知同友会の女性部は、1972年の婦人部から始まりました。発足の背景には、70年からの女性経営者と経営者夫人の複式簿記の勉強会がありました。
当時は「女性は社長より前に出るな」という時代でもありましたが、それでも女性部は時代とともに変化を遂げ、話し合いを重ね、工夫しながら歩んできた歴史があります。その歴史を振り返り、女性部活動の記録としてここに記念誌を発刊いたします。
女性部は、女性ならではの課題(介護や子育て、家事との両立、家庭内での問題など)に直面しながら、経営者として社員に寄り添い、課題解決に取り組んでまいりました。そして今、新たな時代に入り、働き方やダイバーシティ経営など、避けては通れない課題に女性ならではの柔軟な発想で挑戦しています。
2015年、女性経営者の会「愛彩」は、「自立した次代の女性リーダーの育成のために」として発足し、同友会の「労使見解」を学ぶ中でさらなる活動の場が必要だと思っております。記念誌発刊をきっかけに、仲間と共に女性が活躍できる社会をめざして、同友会運動を推進してまいります。
女性経営者の会「愛彩」 会長 村田 千世子
※お問い合わせは愛知同友会事務局まで。
「中小企業家しんぶん」 2024年 9月 25日号より