企業づくりの先頭に立ち地域の活性化を 北海道・東北ブロック支部長・地区会長交流会in秋田(中同協)

 9月12~13日、秋田キャッスルホテルにて「2024北海道・東北ブロック支部長・地区会長交流会」が開催され、7同友会と中同協から109名が参加しました。

 冒頭、藤井幸一・中同協副会長(北海道ブロック)が、人件費アップさなかの最低賃金引き上げなどについて大企業と中小企業の統計値を紹介。「よい企業をつくり、同友会の会員数を地域内企業数の3%、5%とすることにつなげ、存在感、発言力を増していけるように、2日間の学びを大いに吸収していただきたい」と開会のあいさつ。続いて、武田亨・秋田同友会代表理事が開催地を代表して、「参加者109名の新しい出会いと価値観に触れてネットワークづくりに生かしてほしい」と歓迎のあいさつを述べました。

 1日目の支部づくりの実践報告では、北海道同友会副代表理事の高橋憲司氏が、「同友会でキヅナを深め、企業と地域を発展させる」と題して報告。2012年に青年部の幹事長に就いてから、支部会員に同友会を「自分事」としてとらえ「能動的」に「考動」してもらうにはどうしたらよいかと考えて関わり続けてきたことなどが語られました。

 続いて、地区会づくりの実践報告として、秋田同友会能代山本地区会長の佐藤雄樹氏が「同友会を我が地域に! ~誰もが豊かに暮らせる礎を築いていきたい~」と題して報告。同友会理念を自分の住む地域に広げ、希望を持って生きていける地域にしたいとの想(おも)いで地区会設立に奮闘してきた取り組みを報告しました。

 2日目は、秋田同友会顧問の齊藤民一氏((株)三栄機械取締役会長)が、「人づくりがあっての企業~社員と共に人間らしく生きる経営指針の成文化を根底に実践してこそ~」と題して報告。会社が発展していくには、社員の成長が何より大事であり、経営指針を成文化し、社員と共に実践することが重要であると語りました。

 2日間の総括に立った鍋島孝敏・中同協副会長(東北ブロック)は、「支部長、地区会長の会社がよくならずして、支部、地区の活性化などとは言えません。経営課題を解決できるような例会づくりにしてよい会社をつくっていきましょう。『中小企業を1社もつぶさない』その先頭にわれわれが立ってくことを2日間のまとめにします」と締めくくりました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 10月 15日号より