同友会の学びと実践で支部活動の活性化を 
中同協関東甲信越ブロック支部長交流会

 10月11日、2024関東甲信越ブロック支部長交流会が神奈川同友会の設営で神奈川中小企業センターにて開催され、10同友会および中同協より86名が参加しました。

 冒頭、三宅一男・中同協副会長(関東甲信越ブロック)より主催者あいさつ、田中勉・神奈川同友会代表理事より開催地あいさつがありました。

 続いて「各同友会活動実態調査からわかる同友会づくり・支部づくり~ 数値レベルでの活動の推移を把握~ 」をテーマに池田泰秋・中同協事務局長が事例報告。全国の例会の回数は6237回、うち経営体験報告の例会が3757回(60・2%)、グループ討論を実施したが3511回(56・3%)であり、グループ討論があまり実施されていないのではないかと報告がありました。

 その後、2名の支部長による事例報告がありました。日高香苗・埼玉同友会理事/むさし野支部長(かなえハウス(株)代表取締役)が「同友会運動と会社経営は不離一体~ 支部の実情から見えてきた活性化のポイント~」をテーマに、データを分析した結果、失敗談を含めたリアルな経営体験報告、充実したグループ討論、本音で言い合える関係性などが活性化のポイントではないかと報告しました。

 山本誠・千葉同友会手賀沼支部長(社会保険労務士法人やまもと事務所所長)は、「同友会の学びと実践で『強い会社』を目指す~『入って良かった』会員満足度を高める支部活動~」をテーマに報告し、支部長はあまり頑張りすぎずに、支部例会は役割分担をしっかりして、支部での10年ビジョンが必要ではないかと述べました。

 その後、お互いの支部の活動を交流し、活発な意見がグループ討論で交わされ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 11月 5日号より