10月22~23日、第43回中同協役員研修会が北海道で開催され、17同友会と中同協から151名が参加しました。
冒頭、藤井幸一・北海道同友会代表理事が開会あいさつに立ち、役員研修会の開催意義の説明とともに「役員の世代交代が進む中、本研修会を通して先達の歩みや理念を共有し、同友会役員としてのあり方を学び合いましょう」と呼びかけました。
1日目は、第1講が国吉昌晴・中同協顧問による「同友会の歴史と理念~運動の到達点、今後の課題と展望」、第2講として中山英敬・中同協幹事長による「同友会の役員の役割~企業づくり、地域づくり、同友会づくりの観点から」と題した講義がありました。中山氏の講義では、企業づくり、地域づくりについて、コロナ禍での経営実践や福岡県田川市の取り組み事例を紹介し、同友会の組織強化の観点から事務局の重要性や会員増強の意義について提起がありました。
2日目、第3講は広浜泰久・中同協会長が「同友会理念の実践~その体現者をめざして」をテーマに講義。同友会の3つの理念に沿って、同友会運動と自社の実践を語り、同友会運動の到達点と運動の新しいステージとして全ての運動を有機的に展開することの重要性を提起しました。
最後に鍋島孝敏・宮城同友会代表理事から「同友会で学んで実践し、すごい会社になった。そう思われる会社が地域に増えれば、同友会に人が集まってきます。それこそが増強の本質です。役員として、地域によい会社を増やしていくためにも、本日の学びを持ち帰り、実践しましょう」とあいさつがあり、役員研修会は閉会となりました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 11月 15日号より