10月29日に第7回やまなし経営者フォーラムが、過去最多の210名の参加で開催されました。冒頭、田中昇・代表理事は「基調講演や各分科会は、人間尊重の経営を軸とした学びごたえのある内容になっています。経営課題解決に向けて学びを深め、自社の発展につながる1日としてまいりましょう」とあいさつしました。
基調講演には白川亜弥氏((株)白川プロ代表取締役社長、東京同友会)を迎え、「社員の誰もが未来へ羽ばたく ワクワクプロフェッショナル集団」のテーマで行われました。経営者として覚悟を決め、同友会の学びをひたむきに実践してきた報告から、社員の幸せを実現する具体的な経営実践を学びました。
分科会は採用・共育(第1分科会)、付加価値向上(第2分科会)、ブランド化・販路開拓(第3分科会)の3つのテーマで開催しました。第1分科会では、赤池侑馬氏(KEIPE(株)代表取締役、山梨同友会)が報告しました。経営者が本気で採用に向き合うからこそ人が集まり、社員の可能性が存分に発揮されるのだと気づかされる報告となりました。
第2分科会では、従業員との関係の質を高める価値観共有経営の実践を、本多修氏((株)東邦プラン会長、神奈川同友会)が報告。自社や社員の強みを見いだし、いかに付加価値に結びつけていくのかを学び合いました。
第3分科会では、愛ある製品作りで自社のブランドを育て、誇りをもって市場に送り出すことの大切さ、そのために経営者にしかできない仕事とはいったい何なのかを中村一氏((株)オリジナルマインド代表取締役会長、長野同友会)の報告から深めました。
懇親会では、金融機関の来賓を招き開催。5支部の会員同士、大いに交流を深める場となりました。まとめでは、担当副代表理事としてフォーラム実行委員会の先頭に立った小林育也氏が「人を生かす経営に誇りを持ち、社員の幸せを考えて、本日の学びを必ず明日から実践していきましょう」とあいさつし、閉会となりました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 11月 15日号より