岐阜同友会は11月12日、「原点回帰~自社の経営を見つめ直す」をスローガンに第37回中小企業経営フォーラムを開催しました。
今年度は実行委員を立候補で募り、県理事から新会員まで幅広い会員で実行委員会を構成し、全国行事レベルの内容を企画することで同友会の原点(同友会で学んで会社が変わったこと)を学べる場づくりをめざしました。
第1部の基調報告では、「社員の個性を活かす、オーケーズデリカ流おせっかい経営」と題して、オーケーズデリカ(株)の杉本香織氏(三重同友会会員)から、社員の個性を生かし、働く喜びを感じながら利益を出し、みんなで幸せになる会社づくりをめざした取り組みが報告されました。
第2部として行われた分科会の第1分科会では、(株)Beblockの松村祐輔氏(愛知同友会会員)が「思い描いた企業像へ向けて成長していますか?」と題して報告。松村氏は、「思い描いた企業像(ビジョン)を言語化していますか。ビジョンは手が届きそうになく、根拠も理屈もなくてよい。言語化すればそこに自然と向かう」と報告しました。
第2分科会では、(株)ユサワフードシステムの湯澤剛氏(神奈川同友会会員)が、「幸福追求経営。ピンチだからこそ見えた幸せ~40億の借金、コロナ大打撃。その時、私が大事にしたこと」と題して報告。グループ討論では、会社がピンチのときに大事にしたことや取り組んだことをテーマに、自社の強みや経営資源が何であり、どんな実践をすることでピンチをどのように乗り越えられたのか。また、どのようにピンチをチャンスに変えられたのかを深掘りしながら活発な討論が行われました。
第3部の懇親パーティーにはゲスト経営者も参加し、参加者はグループ討論の続きを行いながら他支部の会員との交流を深めました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 12月 5日号より