主体者同士の連携を深める 
第10回中同協九州・沖縄ブロック事務局研修交流会

 12月6~7日、第10回九州・沖縄ブロック事務局研修交流会が大分で開催されました。ブロック内の8同友会と中同協から37名が参加し、川畑義行・中同協事務局次長(非専任、九州沖縄ブロック)が交流会の歴史と歩みを振り返りながら「この2日間は日々の業務から離れて大いに交流してほしい」とあいさつして開会しました。

 1日目のテーマは「SDGsの考え方を地域活性化に活かす」。初めに、宮崎同友会事務局長の結城美佳氏がSDGsの概要を説明し、民間企業や市民1人1人が主体の世界共通の目標であることを確認し合いました。続いて、結城氏がファシリテーターを努め、参加者全員が1つのまちの住人として持続可能な街づくりをめざすカードゲーム「SDGs de 地方創生」を体験しました。SDGsを原動力とした地方創生のあり方を考える機会となり、その後は各県の地域課題を17のゴールに当てはめて深め合いました。

 2日目は、「同友会と私」をテーマに長崎同友会の大島小枝氏、宮崎同友会の田中啓介氏、大分同友会の江田真裕氏が報告。事務局員歴が異なる3名から、これまでの経験や仕事をする上で大切にしていること、5年後の目標などが語られました。その後のグループ討論では自分にとって同友会とは何かを深め、5年後の目標を描いて共有。討論発表では「同友会は人生そのもの」「運動を継承するためには事務局の労働環境を改善して、よりよい会にしていくこと」などの意見が出されました。

 最後に、鹿児島同友会事務局長の馬場大輔氏が「同友会への期待は年々高まっている。主体者意識をもって、皆さんなりの新しいステージに進んでほしい」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 12月 25日号より