人を生かす経営の神髄を学ぶ 中小企業家同友会事務局アカデミー第7講

 1月24日、「中小企業家同友会事務局アカデミー」第7講がオンラインで開催され、12同友会と中同協から24名が参加しました。

 第7講は、京都同友会事務局次長の田村泰士氏が講師を務め、「障害者をはじめとする就労にかかわる社会課題と向き合う」をテーマに報告しました。田村氏は、企業規模が小さいほど障害者雇用の割合が高いことなど、統計データを用いて中小企業が果たしている役割を解説。京都同友会ソーシャルインクルージョン委員会の多様な活動も紹介され、「決して特別なテーマではなく、地域の社会課題の1つ。人間尊重の経営を追求する同友会こそが、人を生かす経営の実践の場として使命感を持って取り組むべき」と語りました。

 その後のグループ討論では、「人を生かす経営の実践として、障害者問題(地域課題)を切り口にどう具体的に取り組むか」をテーマに参加者同士の交流を深め、「委員会同士が連携してつながりを持つことが重要」「事務局が専門性を持って関わること」などの意見が出されました。

 最後に、源田敏彦・中同協事務局次長(非専任、広島同友会専務理事)が「同友会事務局として地域のあらゆる問題に関心を持ち、解決に向けて行動していきましょう」とまとめを行い、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 2月 5日号より