9月24日~1月21日にわたって全15回の「共愛学園前橋国際大学・企業人オムニバス講座」が開催されました。群馬同友会共同求人委員会が同大学と協力し、授業内容の検討や当日の設営なども担当しています。同大学での出前授業は8年連続8回目。例年多数の学生が選択する人気講座となっており、今年度も40名を超える学生が履修しました。
講座のテーマは「仕事と人生~聴く力・考える力を磨き、自分の可能を探る~」。各支部から選出された会員経営者10名が、週替わりで自身の人生経験や価値観、社会人としての心構え、業界の現状や自社での取り組みなど、さまざまな視点から学生たちに熱弁を振るうほか、講義内容を踏まえたグループワークやディスカッショなどを実施しています。
各講終了後の学生レポートには「仕事に対する考え方が大きく変わった。仕事にリスペクトできる人間をめざしたい」「困難に直面しても、それを乗り越える強さと挑戦する姿勢の大切さを学んだ」「常に初心を忘れずに前進していくことが、充実した人生につながると感じた」「社会人になるにあたっての選択肢が増えた。自分自身が本当にやりたい仕事について深く考えたい」などの感想がつづられていました。
若年層の減少や流出による労働力不足が社会問題化する中、「地域を担う若者を育てる」という視点が中小企業の経営者には必要不可欠となっています。今後も短絡的な採用活動に終始するのではなく、長期的なスパンで考える共同求人活動の発展が期待されます。
「中小企業家しんぶん」 2025年 2月 15日号より