学生48名が来場
昨年11月20日、愛知同友会初の試みとして、共同求人委員会の有志で名古屋市中区の久屋大通公園(北エリア)内のカフェを利用して業界研究会を開催しました。
本企画の目的としては、就職活動が早期化していることもあり、学生に中小企業への興味を持ってもらう場をつくりたいとの思いがあります。開催場所をカフェに変え、堅苦しくなく、学生が来たいと思える雰囲気をつくるように工夫しました。当日の服装は企業側も学生もスーツ厳禁で、企業側の話をただ聞くだけでなく、学生が参加できる体験型・ゲーム型の企画を各社が考え、楽しい時間となりました。
各社が工夫を凝らして
合同企業説明会の場では業種だけで敬遠されることもあったある企業は、今回、測量機器を使ってテレビ塔の大きさを実測するという企画を考え、学生が殺到しました。これまで言葉や映像だけではなかなか伝えづらかった仕事内容を実際に体験してもらうことで、学生の興味を引くことができました。
また、ある企業では「自動販売機の商品レイアウトを考える」という企画を実施。学生のアイデアを実際のレイアウトに適用し、売り上げがどうなったかまでを確認できるという、次回の開催時へのつながりを持った企画が好評でした。
他には、自社の技術を持って作った商品をどうやって売ったらよいか、を考える企画もありました。どの業種でも、学生の視点に立った興味を引く企画はアイデア次第で、必ずできると考えています。
「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 5日号より