2月14日、東京にて「第20回関東甲信越ブロック事務局活動交流会」が開催され、9同友会と中同協から43名の参加がありました。
逸見孝史・千葉同友会事務局長が司会を務め、最初に、林隆史・東京同友会事務局長から「人をめぐる情勢について」と題して問題提起が行われました。林氏は中小企業を取り巻く情勢について解説し、「よりよい未来に向かうように経営者の研きの場をつくり、『つながり』を紡いでいく。経営者を変える、会社を変える、地域を変える、そのロマンあふれる仕事が事務局の使命です」と述べました。その後、グループ討論を実施。情勢が大きく変化する中での各同友会の実践や課題を交流しました。
午後の部は、小林敬二・長野同友会常務理事が「豊かで誇りある人生を生きる~失敗、経験、学び・考えたことから~」と題して報告を行いました。小林氏は北海道同友会での経験を糧に長野同友会移籍後、組織づくりに奮闘してきた過程を率直に語り、参加者に「事務局員にとっての幸せとは何か?」を問いかけました。続いて、「事務局(員)の仕事とは何か? 今日の話から学んだこと」「ありたい姿と自分自身の成長課題は?」などをテーマにさらに討論。討論発表では「会員と信頼関係を構築し、頼りにされる存在になる」「有事の際に真っ先に動くのが事務局。その対応は会内外から見られている」などの意見が出されました。
最後に、上野貴之・神奈川同友会事務局長から「今日は事務局の価値をどう高めていくかを討論しました。お互いのいいところはまねし合いながら、それぞれの同友会を発展させることができればと思います」とまとめがあり、閉会しました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 5日号より