2月20~21日、熊本にて中同協障害者問題拡大委員会&交流会が開催され、19同友会と中同協から63名が参加しました。
1日目は、はじめに田中芳和・熊本同友会代表理事が開催地を代表してあいさつし、続いて高橋正志・中同協障害者問題委員長が主催者代表あいさつを行いました。実践報告は「協力し合えなかった会社から 社員総がかりで地域と向き合う優しい会社へ」をテーマに(株)グリーンロジスティクス代表取締役の岩崎浩氏(熊本同友会)が登壇しました。「経営者がリーダーシップを発揮し、雇用したいという意思を本気で伝えることが最も重要。障害者雇用をしたことで社員の主体性が育ち、優しくて健康な会社に変わった」と語る岩崎氏から、障害者雇用が社内変革のきっかけとなり、さらに地元小学校をはじめとする地域を巻き込んだ活動を展開している取り組みが報告されました。
その後は各グループで交流を深め、「障害者雇用は誰もが働きやすい職場づくりにつながる」「まずは知ることから始め、知ることで取り組みの輪が広がっていく」などの意見が出されました。最後に、横山由紀子・中同協障害者問題副委員長が「経営者も社員も働く場と暮らす地域を自ら選択している。それぞれが主体者となり、幸せの見える社会に向けた地域づくりに取り組んでいきましょう」まとめを行いました。
2日目は、議題として今年10月9~10日に開催される第23回障害者問題全国交流会(青森)の概要などを確認。その後、各同友会の活動内容や課題などを交流しました。最後に、希望者でプレジャーワーク(株)(吉田周生代表取締役、熊本同友会)の見学を行いました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 15日号より