2月25日、埼玉同友会が誕生した拠点となる川口支部が、「過去を知り未来に繋げ、次の50年を目指す」をテーマに創立50周年式典をフレンディアで開催し、120名が参加しました。
第1部の式典の冒頭、福井千波支部長からは、地域と共に歩み、互いに協力し合えて今日を迎えられたことの感謝と、ここ5年間で約2倍の会勢(90名)、30%の女性会員比率へ到達し、未来へつなぐ持続可能な支部づくりを支部の10年ビジョンへ込めた報告で開会のあいさつがありました。続いて来賓の奥ノ木信夫・川口市長と細野博隆・川口商工会議所会頭より、組織的な連携の取り組みで市の事業にも大きく貢献していることや、女性活躍の場づくりなどへの感謝の祝辞が述べられました。次に支部の活動、歴史を振り返り、次の時代をめざす取り組みの映像による紹介と、歴代の地区会長(支部長)の功績や永年会員を称え表彰。式典実行委員長の工藤英樹氏は、「会員の連帯感を持って準備に携われたことで、地域にもつながる大きな力になることを実感できた」と思いを添えました。
第2部は「川口市の未来をつくる同友会と私たちの使命」をテーマに、広浜泰久・中同協会長による記念講演でした。「経営の経験談を織り交ぜ、学んだことを実践に落とし込む力強さは社会貢献につながる。そしてその時々に求められる『役』が自身の成長につながり、同友会の運動も屈託なくやることで、周りの意見が得られる経営者にとっても貴重な機会になる。さらに同友会は社会的な影響力も上がっており、私たちは地域活性化の主体者になり得る存在」だと語られました。
第3部の祝賀会では、会員の篠田浩美氏率いるメンバーでマリンバなどの演奏があり、参加者で支部の50周年を祝うとともに交流が積極的に行われました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 25日号より