創ろう明るい未来! つなごう次世代へ! 
第32回全大阪経営研究集会を開催(大阪)

 大阪同友会では、2月21日に第32回全大阪経営研究集会(略称:全大阪)をシェラトン都ホテル大阪で開催しました。会員、ゲスト、オブザーバー参加含め計453名が集いました。

 全大阪は、大阪の会員が一堂に集まり、経営体験を出し合い課題解決のヒントを見つけ、今後の企業づくりを進めていく場として毎年開催しています。今回は「大阪の未来を考え、行動を興すための1日に」をテーマに基調講演と分科会を行いました。

 基調講演では、多くのメディアに出演している神戸学院大学現代社会学部教授の中野雅至氏が登壇しました。「労働問題の真実! 知って考える未来の大阪~あなたは真実を受け入れる準備ができていますか?」をテーマに、最近の物価動向や価格転嫁、労働者不足の現状と打開策のヒントを中心に報告があり、特に高齢者や若者シナジー効果、若者の動向についての話は、経営者がさらに視野を広げる機会となりました。

 分科会は、「地域と共に歩む中小企業(雇用)高齢者の雇用実績」「地域と共に歩む中小企業(ものづくり・サービス)地域活動の実践」「明るい未来の創造に向けて」「未来に抱える問題を深く知り、明日を考える」「大阪の魅力再発見」「差別化戦略」以上6つのテーマに分かれ、学び合いました。例年以上に、自社経営と大阪という地域の関係性について考える経営研究集会となりました。

 全大阪で得た学びをそれぞれ自社で実践し、その進捗状況を共有しまた実践というサイクルを続け、1年後、その成果をそれぞれ持ち寄り、さらにパワーアップした全大阪になることを楽しみにしています。

「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 25日号より