皆さま初めまして。熊本同友会代表理事の馬場と申します。新連載「代表理事に聞く」の初回が私でいいのかと耳を疑っていましたが、光栄なことですし、ハードルがどんどん上がる前に引き受けさせていただこうと思います。
思い起こせば、父の事業を手伝うため2008年に帰熊。それとほぼ同時に、ひょんなご縁から熊本同友会に入会。つまり会社の“経営”と同友会での活動歴は同期しています。当初は何の人脈もなかったため、経営理念とか考える前に、やや下心を感じながら、かつ斜に構えながらの参加でした。“経営”といってもスタッフをコストとしてしか見ていなかったと思います。共育委員会主催の「社員共育大学」に幹部社員と参加した時も、「一緒に頑張りましょう」と言われるのかと思いきや、「私たちを洗脳しようとしているのか!」と痛い言葉を突き付けられたこともあります。起こることすべて他責として外に向かっていた矛先が、「結局自分の責任じゃないのか」と自身に向き直したのは、県内外問わず多くの実践報告をしていただいた先輩たちの言葉だったと思います。また「労使見解」で言われている文言1つ1つに思い当たることがあり、自社の課題、自分自身の弱さに向き合えるきっかけになったと思います。
自社の紹介
弊社は、1967年にガソリンスタンドとして熊本市内で創業、時代の変遷もあり2000年には石油製品の配送業として、ビジネスを再構築しました。と言えば格好よく聞こえますが、内部事情で経営はかなり行き詰った状態だったことを聞いています。ともかく多くの方々のおかげで、なんとかここまで来ることができました。
弊社の仕事は、「災害」ともつながります。一般的な建設工事もさることながら、九州北部豪雨災害、熊本地震、人吉球磨豪雨災害など河川、道路や建物の復旧復興工事があると重機、発電機や大型運搬車両など燃料給油の注文が多く入ります。ただ熊本地震では、病院や地域電力の発電機など急増する注文と、社員から「家族が怖がって出社できない」とのはざまで、何のための事業なのか、何に支えられていたのか考えさせられる局面もありました。現在では、社員と共にBCP(事業継続計画)の構築、顧客への啓蒙と同業者との協力などを通して付加価値をどうつなげるかといった段階になっています。
熊本同友会の紹介
さて、3年前に40周年を迎えた熊本同友会は、一般社団法人としてスタートしています。仲間づくりや中小企業憲章・条例などをより推進するために、現理事を含め多くの会員の皆さま、事務局員と共に、内外の信任に応える組織に成長したいと思います。脈々と続く熊本同友会の歴史の中で、多くの先輩会員が築いた礎をどう次世代の有志が生き生きと活躍する場につなげられるかを考える毎日です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
会社概要
設立:1967年
資本金:4,500万円
従業員数:23名
事業内容:石油製品配送業
URL:https://baba-sekiyu.com/
「中小企業家しんぶん」 2025年 4月 15日号より









