4月10日に、山梨同友会と山梨県立大学は「山梨県立大学と山梨県中小企業家同友会との連携協力に関する協定書」の締結式を開催しました。山梨同友会が大学と連携協定を結ぶのは初めてのことです。
冒頭、田中昇代表理事より「同友会ではインターンシップを採用の手段にせず取り組んでいる。山梨県立大学とは過去2年間長期インターンシップを行ってきたが、より連携を密にし、協力関係を発展させていきたい」とあいさつがありました。
続いて早川正幸学長が「理念に基づき地域で活躍し、地域社会の発展に寄与する人材育成に取り組んでいる本学としては、この連携協定は大変望ましいこと。今後も学生が働く意義や地域の中小企業の魅力を五感で感じ取る場を共に築き上げながら、連携を深めていきたい」と述べ、協定書に署名が交わされました。
山梨同友会は、同大学の学生で組織する「インターンシップ学生実行委員会」に2023年度から協力してきました。毎年春季に長期インターンシップマッチング会、夏季にインターンシップ生と受け入れ企業が一堂に会する懇親交流会、冬季にインターンシップ成果報告会を行い、これまでに延べ51社、102名の学生が参加し、25社で52名のインターンシップ生を受け入れてきました。
この連携協定締結により、インターンシップに限らない連携の広がりが期待されます。
「中小企業家しんぶん」 2025年 5月 5日号より