共に創る未来~継続・連携・成長 
第38回定時総会を開催(和歌山)

 4月19日、和歌山同友会第38回定時総会がダイワロイネットホテル和歌山にて開催され、総勢83名が参加しました。冒頭、熊井智一代表理事より「中小企業の社会的な存在価値や役割はますます大きくなっています。持続可能な地域経済の実現と中小企業のさらなる成長・発展をめざし、頑張っていきましょう」とあいさつがありました。

 第1部総会議事では、昨年度の活動報告と決算の説明が行われたほか、今年度の活動方針および予算案などが満場一致で承認されました。今年度のメインスローガンは「共に創る未来」、サブテーマ「継続・連携・成長」を基盤に「中小企業の新たな価値の創造」となりました。

 第2部記念講演では、宮城同友会経営労働委員長の廣中聡氏(クラシタス(株)代表取締役社長)が、「自社事業の本業を深める~事業の再定義と組織づくり」と題して、経営環境の現状認識から事業の変遷、組織づくり、本業の再定義に至るまでを分かりやすく報告。緻密な分析や経営指針への落とし込み、企業変革支援プログラムを活用した定点観測と課題共有など、参加者にとって参考になるものでした。

 第3部懇親会には多くの来賓も参加し、代表して日本政策金融公庫和歌山支店の川口支店長より、「『共に創る未来』は同友会だけのものではなく、行政や金融機関にとっても共通の目標です。和歌山県の活性化に向けて、共に取り組んでいきましょう」と激励の言葉がありました。

 途中、会員有志によるコンサートも催され、大いに盛り上がる中、新年度への決意を新たにしました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 5月 15日号より