5月14日、千葉同友会30番目、千葉市内5つ目の支部となるベイサイド支部が46名の支部会員を擁して誕生しました。
昨年11月より準備例会などを開催して増強も進めてきた結果、新会員が9割の支部となりました。
準備例会は朝9時半からオンラインのみで開催してきました。この開催形式にしたのは、夕刻では参加が難しい飲食業の経営者や外出が難しい方も参加しやすい支部にするためです。設立後も、例会と役員会を同様に開催し、これまで働きかけが弱かった業種、分野の経営者を仲間に迎え入れていきます。
活動スローガンは「共に学び、共に励み、共に戦う~地域と共に明るい未来を」。「共に戦う」の部分には、不況やコロナなどの不測の状況下にあっても、みんなで協力して会社を維持、発展させていこうという想(おも)いが込められています。支部会員には飲食店を経営している経営者が多いこともあり、このスローガンが生まれました。
総会当日は、地元の千葉市長から祝電が届き、地域振興への期待の言葉が寄せられました。
記念講演では「40億円借金からの大逆転物語」と題して、(株)ユサワフードシステムの湯澤剛氏(神奈川同友会会員)が登壇しました。創業者の父親の急逝を機に、年商の2倍にあたる40億円の借金と会社(飲食店)を引き継いだ湯澤氏。「朝の来ない夜はない」という信念のもと、借金を16年間でほぼ返済した経営体験を報告しました。
千葉市は人口約98万人の政令指定都市で、多くの中小企業が存在する県下最大の都市です。今後、千葉市内の5支部で協力し合いながら、地域の中小企業の発展を通して地域振興を図っていきます。
「中小企業家しんぶん」 2025年 6月 25日号より