5月19日、第44回中同協役員研修会がオンラインにて開催され、23同友会と中同協から127名が参加しました。
第1講では、国吉昌晴・中同協顧問が「同友会の歴史と理念~運動の到達点、今後の課題と展望」と題して講義を行いました。同友会運動の歴史や理念の形成、発展の歩みを振り返り、「同友会理念を語り、実践すること。それを自らの『生きざま』とすることが私たちの使命だ」と語りました。
第2講は、広浜泰久・中同協会長が「同友会理念の実践~その体現者をめざして」をテーマに自身の経験を交えながら講義。企業のあるべき姿と、それを実現する同友会運動の意義について語り、「世のため人のために毎日一生懸命取り組むことこそが、経営の醍醐味であり、最大の喜びです」と述べました。
第3講は、中山英敬・中同協幹事長が「同友会役員の役割~企業づくり、地域づくり、同友会づくりの観点から」をテーマに講義。企業づくりではコロナ禍での自社の取り組みを、地域づくりでは福岡県田川市での実践事例を紹介。同友会づくりについては、会員増強の意義に触れながら、企業づくり・地域づくり・仲間づくりを一体的に推進することの重要性を強調しました。
最後に藤岡義己・中同協副会長(関西ブロック)より「よい会社をつくるには、理念を行動へつなぐ仕組みづくりが重要です。各地の実践を学び合い、リーダーとしての自覚と誇りを持って、21世紀型中小企業づくりを進めましょう」とのあいさつがあり、研修会は閉会となりました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 6月 25日号より