5月14日、日本弁護士連合会(日弁連)主催のシンポジウム「最低賃金問題を考える」が東京で開催され、オンラインも含めて220名が参加。中同協の中山英敬幹事長がパネリストを務めました。
冒頭、日弁連が行った徳島県の最賃に関する調査報告が行われた後、徳島県の後藤田正純知事が講演し、昨年、徳島県が最賃の大幅引き上げを行った背景や中小企業支援策などを紹介しました。
パネルディスカッションでは、中同協の中山幹事長、衆議院議員の末松義規氏(立憲民主党最低賃金アップ問題ワーキングチーム座長)、静岡県立大学短期大学部准教授の中澤秀一氏がパネリストを務め、意見交換を行いました。中山幹事長は、中小企業の現状なども紹介しながら、最賃引き上げに対する中小企業支援策としては社会保険料事業主負担の軽減を望む声が大きいことなどを強調。付加価値を高めるためにも、社員の創意や自主性が十分に発揮できる企業をめざして取り組んでいることなどを紹介しました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 6月 25日号より